「働きすぎ」のスピリチュアルな意味は?働き過ぎている暇はない

スピリチュアル

サティシュ クマールの本からとても素敵なメッセージをご紹介しますね。

あのガンディーでさえ、一週間に一日、金曜日を完全な沈黙の日としていました。
完全な休息の日にしていたのです。

・・・わたしたちが働くのに応じて、よく寝る。そして、結果にこだわらない。 

わたしたちがやっている行動そのものを信じるのです。

確かに状況は非常に緊迫しています。

その分わたしたちはより大きな、寛容な心を持つ必要があります。

逆説的と映るかもしれません。

しかし、わたしたちが働き過ぎて倒れてしまったら、
いったい誰が環境運動を担うのでしょうか。

働き過ぎている暇はないのです。

環境に関心を持ち行動している人たちは、ぜひ自分自身を大切にしてください。

そして、お互いを大切にしあいましょう。

社会を良い方向に変えようとするわたしたちが助け合って、支え合う。

そして、みんなが良いエネルギーに満ちて、元気で、健康で、

わくわくとしながら事に当たれるようにしなければならないと思います。

疲れ果てている環境運動家のやれること、
作れる社会というのは大したものではないのです。

『働き過ぎている暇はない』

この文に思わず笑ってしまいしたが
とても納得です。

私も会社員時代は本当に働いていました。

もちろん一生懸命働いて見えてきたことも沢山あります。

今私がセラピーやヒーリングをやっていて感じるのは、
多くの方の中に「時間がない」という感覚があって
日々のことに追われてしまい
もう自分や家族のことだけで精一杯。
いや、自分のことさえ、何もわかっていないということなのです。

それでは地球や自然のことどころか、
他の人を思いやる気持ちの余裕も生まれないし、
また、自分の内なる心とつながったり、
潜在意識が感じていることを知る時間やゆとりも
ないでしょう。

でもそのくらい休みなく働かないと生活していけない
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
それは、そう思い込んでいるだけなのかもしれません。
実際、私も以前はそうだったのですが、
ちょっと意識を変えることができれば
そんなに働かなくても、豊かな生活をすることは可能なのです。

仕事があるうちに働いておかなければ、とか
将来に対する金銭面での漠然とした不安が
必要以上に働くことにつながっている場合があります。

なので、そういう方にとっては、
働きすぎないことは、
自分と、自分の人生を信頼するということへの
大きな第一歩になるかもしれません。
信頼していれば、必要なものは、必ず必要な時に入ってきますから。

また、一方で、自分としてはそんなに働きたくないけれど
会社や企業からそれを要求されるのだから仕方がないと
言われる方もいるでしょう。

それも会社や企業の選択ではなく
結局は、自分の選択です。
自分の仕事に対するスタンスがきちんと決まっている方は
自分の希望の仕事ができるような環境を自ら作っていったり
見つけていくことができますから。

どれだけの時間、働くことが自分にとってベストなのかは
その人が、その仕事をどれだけ愛しているか、にもよります。
その仕事が天職であり、もう楽しくて楽しくて仕方ないほどだったら、
長い間、働いたとしても、それほど疲れないものですが
それでも、私たちが肉体を持っている存在でいる以上、限界はあります。
間違いなく、ガンジーは、自分のやっていることに魂のすべてをかけていた方でしょうが
それでも週に1日は完全に休息日にしていたというのも
彼がそのことを、充分に理解していたからでしょう。

ましてや、自分のやっている仕事が喜びを生み出さなかったり
魂の仕事だと感じていないのなら、
働きすぎは、自分が考えている以上に、
身体にも精神にも大きなダメージを与えてしまうと思います。

でも、そういう仕事の時間を減らし、
余裕を持つことで、
自分にとって本当に必要な仕事だと思えるような方向へと導かれる結果に
なる可能性もあるのです。
(まさに私もそうだったのですが)

「疲れ果てている環境運動家のやれること、
作れる社会というのは大したものではないのです」

これは、環境運動家だけでなく、
すべての職業に言えることだと思います。

例えば、疲れ果てているヒーラーからのヒーリングなんて
普通は受けたくはないものですよね。
疲れ果てているお母さんの作る料理と
元気でエネルギーに満ちているお母さんの作る料理では
その味もエネルギーも全く違うものになるでしょう。

もちろん、たまには、本当に休みも取れないほど
続けて働く必要がある時もあるでしょうが
短期間ならともかく、
長期間に渡ってずっとそれを続けている方は
何かしら、どこかに問題が出てきます。
頭で私は大丈夫と思っていても
身体や潜在意識はそうは感じていないのです。

空を眺めてボーっと過ごししたり、
のんびり散歩したり、
寝たいだけ眠ったりと、
一見無駄のように思えるような時間も
実は、私たちのエネルギーをチャージするために
大切な時間。

今は大変な時代ですから、仕事があるだけで
有り難いとというのも確かですが
だからといって、本質を見失わないことが大切です。

「働きすぎている暇はない」
本当に人のために何かをやりたいと願うなら
自分の状態(身体も精神も)に意識を向け
まずは自分を大事にして、
いつも、わくわくしながら、
仕事をやっていくことが
大切だなあと思います。
(つい、人のために無理をしてしまう気持ちも
よくわかりますけどね)

そして、みんながエネルギーに満ちて、元気でいて
お互いを支え合う余裕があれば
社会はすぐによい方向に進みますものね~。

何よりも自然と触れる時間と心の余裕がなければ
私たちは大地とのつながりだけでなく、
人や宇宙、すべてとのつながりを感じれなくなってしまいますね。

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