アバダンスエッセンスはとても効果があると思います。
私自身も摂りますが、夫にとても効き目がありました。
今では、各メーカーのアバダンスエッセンスを試してみて
どれが一番合うかな~という感じで研究しています^^
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アバンダンスっていうのは「豊かさ」に対するエッセンスを用いた心のエクササイズ。
豊かさ・・・
よく「シアワセになりたい」っていうけど
自分にとってのシアワセってなんなんだろう。
豊かさって物質的なものだけ?
と考えていました。
パシフィックエッセンスのアバダンスエッセンスが特に有名かな。
アバダンスプログラムは、22日間のエクササイズがあって
自分にとっての豊かさを見つめていくんだよね。
私は、母親からもらった固定観念とか価値観を変えたくて
海外に行ったんだけど、豊かさにも人それぞれの考えがあるんだよね。
それをこのエクササイズで見つけていくって感じ。
初日のエクササイズは専用ノートに「豊かさ」と書いて
しばらくアタマに思い浮かんだ「自分にとっての豊かさ」について書き綴っていきます。
書き終わったらそれを見直してみて、今度はその中から
「自分にとっての本当の豊かさ」はどれなんだろう
ってふうに選びだします。
アバンダンスオイルをたらしてドリームワークです。
ちなみに夢はみなかったけど翌朝やたらと目覚めがよかったです。
アバンダンスには22とか11というゾロの数字がでてきます。
エクササイズ前11滴、寝る前11滴という1日22滴を22日通してやるというふうにやります。
11や22はカバラではとっても大切な数字。
数秘術では生年月日をたしていって運命数を出すんだけど
通常1ケタになるまでたしていくのですが
もし11や22という数になった場合はカバラではそのまま用いります。
22という数字はカバラの世界では「この世の中を支配するすべての時間や空間」をあらわします。
私がカバラを学んだのは魔術からでした。
16世紀イギリスの魔術師ジョン・ディーが天使から授かった印章とされている
Sigillum dei AEmethという魔方陣。
これは「不可能を可能にするタリズマン」といわれていて
特にエノク魔術で用いられますが天使の召還魔術に用います。
魔術と魔女術というのは区別されるものです。
魔術というのは錬金術や近代魔術ではそれこそクロウリーあたりが有名ですが
魔女術は儀式の形式そのものは魔術結社ゴールデンドーンの影響をうけていても
自然崇拝のペイガニズム(シャーマニズム)がベースになっていて
これにケルト神話や北欧神話などが結びついています。
魔女術はいわば「信仰」に近い宗教の一種(魔女宗・ウィッカン)になります。
ウィッカンはディアナという「月の女神」をたたえます。
魔女術は自然をたたえるもので、収穫祭があったり
「自然に感謝する」という大地を信仰するもの。
それに対し、魔術はどちらかといえば自然というよりも宇宙的なイメージでフリーメイソン的要素をもちます。
その修行法にはアストラル投射などがあるのですが、ヴィジュアライゼーション(視覚化)などは魔女術も同じです。
魔術のグリモワール(魔導書)はいくつか種類があります。
ゲーティア(ソロモンの大きなカギ)、レメゲトン(ソロモンの小さなカギ)、アブラメリン魔術、エノク魔術・・・
魔術はカバラときってもきれません。
カバラはまさに現代魔術の礎といってもいいでしょう。
カバラというのはユダヤ神秘主義のこと。
セフィロト(生命の樹・Tree of Life)があまりにも有名ですね。
セフィロトは4つの階層が重なって表現されていますが、
アツィルト界(神性界)
ベリアー界(創造界)
イェツィラー界(形成界)
アッシャー界(物質界)
というふうなものが重なっています。
これらはタロットにも対応しており、
アツィルトが剣、ベリアーが杖、イェツィラーが聖杯、アッシャーがペンタクルになります。
これらは魂の4つの徳である「意思・知性・情緒・活動」にも対応しています。
霊性の進化というのはカバラでは
これら4つの生命の樹を調和的に育てていって
それぞれ上昇しケテルに向かうという考えです。
・・・ふふふ、実にアセンションちっくですが、カバラではこういう考え方なんだということをアタマのどこかににいれておくのも、その周辺のニューエイジ的イカサマ思想に惑わされないでよいかもしれません。
こういう哲学や宗教のいろいろな流れを知っていて自分なりの哲学や思想として必要な部分を取り込んでいるので、変なカルトには絶対にだまされないという自信があります。
ユダヤ教というのは口伝律法といって口伝えで継承していきます。
タルムードなんかが有名ですね。
タルムードっていうのはユダヤの生活の知恵というんでしょうか。
しかしTetragramatonという神聖なる四文字のYHVHという創造神の呼び名については
「神の名をみだりに唱えてはいけない」とモーゼ十戒にあることからアドナイと読んだりしています。
カバラはグノーシス思想(主義)の影響などを受けています。
グノーシスとは「知」をあらわし、いってみれば密教的要素を持ち合わせる哲学みたいなもの。
ローマ教会は教会の権威を保つために、そんなグノーシス派を脅威とみなし異端としました。
のちのヘルメス文書もまたグノーシスの影響を受けていて占星術などの要素をもつものでした。
またダヴィンチコードで一躍有名になったナグ・ハマディ文書もグノーシス思想のもの。
私としてはまさかナグ・ハマディ文書がこんなに有名になるなんて思いもしませんでしたw
そんなわけでアバンダンスのエクササイズはカバラと密接なつながりがあると思うんです(詳しくは知らないんですが・・)
カバラといえば私にとっては魔術を想起させることもあるし
アバンダンスが願望達成による心のエクササイズでもあるので
アバンダンスをするたびにどうしても魔術を思い出すのです。
アバンダンスは自分がなりたい状態、やりたいことや豊かさ、
本当に必要なほしいものを導き出し
自分にとって不必要な刷り込みのマイナス感情
(自分にはできない、不可能であるという思い込み)
や行動パターンを捨てるという心のエクササイズです。
それによって現実に願望実現に対する無意識レベルのいわゆる潜在意識を活用したものです。
そんなところもなんかカバラっぽさや魔術の色を感じるし
それをいったら錬金術的なものも感じさせられます。
そういえばオーラソーマもカバラがベースになっているんですよね。
創始者のヴィッキーはユダヤ系イギリス人なんですが
カバラやゾーハルのマスターでもあった父親をもつ家系で育ちました。
オーラソーマはカバラの要素はもちろんのこと
タロットや占星術と関連するかと思えば易の要素が出てきたり東洋と西洋のものが融合しています。
一方アバンダンスエッセンスを作ったサヴィーナのパシフィックエッセンスは
基本的に五行思想というか経絡の考えをベースに作られたものなのだけど
そんな東洋医学的なものからカバラっぽさ(というか数秘術なんですが)も感じるので
私個人のイメージではきわめてオーラソーマに近い位置づけにあるフラワーエッセンスなんですよね。
アバンダンスは豊かさについての願いをかなえるものだけど
特に物質的なものについて効果があるようです。
自分の願いをかなえるために、自分が本当にほしいものを手に入れるために
22日間のエクササイズを行うそれは私の中ではきわめて錬金術(アルケミー)的であり、
そんなわけで魔術的にも感じられるわけです。
錬金術というのは、四大元素の土・気・火・水と塩・硫黄・水銀で成り立つといわれています。
現に多くの化学薬品が錬金術の過程で発見されたこともあり、錬金術が化学を発達させたといってもいいと思います。
そもそもアロマの精油も錬金術の過程からうみ出されました。
アロマの精油はどうやって作るかといえば、その多くが「水蒸気蒸留法」という技術で抽出されるのですが
その技術は10世紀にペルシア人医師のイブン・シーナ(アヴィケンナ)が錬金術の過程でバラを使ったことで発見されたのでした。
彼は医学典範(カノン)という書物を残した医師であり、錬金術師でもあり、
精油を医学に持ち込んだ第一人者でもあります。
アロマやハーブには欠かせない人物として化学の父・パラケルススがいます。
パラケルススもまた医師であり錬金術師でもある自然神秘主義の人。
彼は「賢者の石」をもっているとされていました。
四大元素を四精霊(ニンフ・シルフ・ピグミー・サラマンダー)として唱えたり
その独特の思想は
マクロコスモス(肉体・気・魂)とミクロコスモス(地上界・天上界・霊界)
とに分けて世界を考えていました。
(マクロコスモスとミクロコスモスの捉え方はディートリヒ・ギュンベルのコスモセラピーを私は思い出します)
また哲学、天文学・占星術、錬金術をもとにした医学を提唱し、鉱物・ハーブ・精油などを治療に用いました。
植物の形態と医学を融合させた理論も展開しており、ラテン語をドイツ語に翻訳したことでハーブの普及をした人でもあります。
そんなわけでアロマやハーブを語る上では彼らのような錬金術師は欠かせないのです。
植物の形態研究については、のちにゲーテが「植物のメタモルフォーゼと」いうものを出していて
文豪として名高いゲーテですがゲーテは色彩論なども出しています。
ゲーテは植物の形態や進化の研究をしていました。
ちなみにゲーテは異常な雲で地震を予知していることを弟子が「ゲーテとの対話」の中で明かしています。
ゲーテはシュタイナーに影響を与えた人でもあります(シュタイナーはゲーテ研究をしていたのです)
またFESエッセンスはゲーテの植物研究やパラケルススやシュタイナーの理論がベースになっているフラワーエッセンスです(バイオダイナミック農業なども含め)
コルテPHIエッセンスも植物の形態や進化の研究を中心に作り出されました。
一方バッチフラワーはホメオパシーをヒントに1930年頃医師であり細菌学者であったバッチ博士が体系化したものなのですが、バッチ博士はシュタイナーの講義をきいていたともいわれています。
(バッチ博士の言葉とシュタイナーのそれはとてもリンクされるところが多いのです)
シュタイナーといえば人智学の生みの親です。
人智学といえばヒルデガルトも有名でドイツ薬草学の祖といわれた修道女でもあります。
アロマやハーブが好きな人はヒルデガルトの存在を知っているのではないでしょうか。
一方シュタイナーは人智学を提唱した人ですが、
いわゆるオカルティズムと位置づけられたりユングとともに語られることも多いです。
たとえばシュタイナーの定義したアカシックレコードなんかは
ユング心理学において時空を超えた人類に共通する概念である集合無意識の概念と共通します。
ちなみに宇宙の全ての時空の粒子は宇宙の全てを記録しているという考えです。
同時代(20世紀前半)には魔術結社ゴールデンドーンなどの活躍があり
バッチ博士やシュタイナーもまた同時代に活躍されています。
魔術結社ゴールデンドーンのアレイスター・クロウリーは
ケンブリッジ大学で哲学や心理学や古典学を学び、魔術に出会ったあと
ヘルメス哲学や錬金術に夢中になったのをきっかけとし、イニシエーションをうけたのですが
錬金術に夢中になっただけのことはあり
「魔術とは意志に従って変化を起こす科学であり業である」
というコトバを残しています。
一方同じくGDのダイアン・フォーチュンはロンドン大学でフロイト心理学を学んでいて
儀式魔術に心理学を取り入れた第一人者でもあります。
魔術結社にいながらも魔女宗に興味を示し、ヒンドゥー教のシャクティ(女神信仰)思想にも影響を受けています。
当時よりキリスト教にヨガを取り入れるべきだと主張していたのも彼女でした。
「魔術とは意志において意識を変える技術である」
というコトバを残しています。
☆
アバンダンスは自分の中で豊かさについて自分の中の不要なパターンを解き放ち
新たなパターンを意識していくように働きかけるプログラム。
一般的には今スピリチュアルといわれているようなことも、私の中ではそれ以前から
ほとんどすべてが魔術を原点にすべてがひとつにつながっているという私なりの研究結果でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
あなたにとって素晴らしい毎日になりますように。
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