アレクサンダーテクニックとヨガ

ヨガ

2回目のアレクサンダーテクニックのワークショップを受けてきたときのこと。

アレクサンダーテクニックに関しては、
前に一度クラスを受けたことがあって、このブログにもアップしたのですが
それから、なかなか学ぶ機会はなく、そのままになっていました。

私がアメリカで受けたHope Martin先生は、以前も受けた先生で
アレキサンダー歴20数年のベテランの方。
今回は、彼女のスタジオにてのワークショップでした。

この時は、あまり時間の余裕がなかったので
このワークショップに行こうか行くまいか迷ったのですが、
やっぱり、受けてみてよかったです~

前回のクラスの時は、主にメディテーション(瞑想)の時の姿勢で、
あぐらをかいた時の姿勢についてやったのですが
今回は椅子に座った時の姿勢と、歩く姿勢。

実は、私は前に、アレクサンダーテクニックではなく
美しく歩くためのレッスンというのを
別の先生から受けたことがあったのですが、
練習不足もあって、なかなか美しく歩くことはできず、
ちゃんと歩くというのは、難しいものだなあと感じていました。

でも、今回、Hope先生に私が立った時の姿勢を直してもらってびっくり。
目をつぶって、先生が手で私の首や背中をやさしくさわりながら
私の身体の歪みを直していくのですが
だんだん身体が前につんのめっていくような感覚。

『どう?身体が前に傾いているように感じるでしょう?
それでは目をあげて、鏡を見てみて』

そうして鏡で横の姿を見てみると、ほんと
身体は前には傾いておらず、まっすぐになっています。

つまり、私は身体をまっすぐに歩いていたつもりが
背中をいつもそらした形になっていたのですね。
その形を身体が覚えてしまっていたので、いつも
自然にそうなってしまっていたのですが、実は、
身体は後ろにそり、かかとに重心がかかって、
あちこちに不自然な力が入ってしまっていたのです。

今回、先生に矯正してもらってあらためて認識しました。
誰もが猫背がよくないことは知っているので、
姿勢をよくしようと、逆に身体をそってしまっているケースが多いのだとか。
みんなそれぞれ、まっすぐに座ったり歩いたりしているつもりでいて
身体のどこかに力が入っていたり、微妙に傾いていたりするのですね。

見た目には、わからない程度のずれであっても
先生に直してもらうと、傍目に見ても明らかに違うのがわかります。
ここまで微妙な調整は、本当に熟練のアレクサンダーテクニックの
先生でないと難しいのでしょう。

全員が、矯正してもらうと、姿勢だけでなく、
顔や雰囲気そのものも違ってみえるから不思議。

Hope先生曰く、ヨガなどを何年やっていても
身体の自然な使い方ができていない人は多いのだそう。
先生は、ヨガのクラスなどでも、あぐらの姿勢や座った姿勢などを
指導しているそうですが、誰もが
「こんなに身体が楽なものなの~」と驚かれるのだとか。

ちなみに、今朝、その姿勢を意識しながら20分ほど
外を歩いてみたら、まだちょっと前につんのめる感じがして
慣れないのですが、なんかいい感じかも。

クラスでは、座った姿勢から立ち上がる時に、どこの骨が動いているか
足を上げたら、どこの骨が動くか
など、骸骨の模型や自分たちの身体を触りながら、実感してゆきます。
普段、無意識で動かしている身体の動きを意識すること。

アレクサンダーテクニックは、姿勢を矯正するというものではなく、
今の自分の身体や精神の状態を感じるということなんですね。
先生曰く、それは、今この瞬間を感じること、
今を生きることにつながってゆくということ。

また機会を見つけて、これからも学べたらいいな~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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