以前脳科学が流行った時に読んだ2冊の本。
脳科学者である茂木健一郎の
「脳を活かす勉強法」
「脳を活かす生活術」
2冊とも、子どもでもわかるように
とてもやさしい、わかりやすい言葉で書かれてあるので
あっという間に読めてしまいます。
これらを読んで最初に感じたのは
私が魂の喜びということでやってきたことを
この茂木さんは脳の喜びとして捉えているのだということ。
考えてみれば、脳=身体=潜在意識ですから、
結局、キネシオロジーで潜在意識を調整するというのは
脳が喜ぶようにすると言えるのかもしれませんね。
「脳を活かす勉強法」の方は
特に学生の方や今、何かを勉強している方にはお勧めですし
「脳を活かす生活術」の方はより一般向けに書かれてあります。
「勉強法」の方には記憶しなければならないのに覚えられない
また勉強がはかどらない、そう感じている方は何が問題なのか
どうすればいいのか?が書かれてあります。
記憶するためのポイントもかかれてあります。
(これは、昔、右脳教育の七田式でやった記憶法と同じでした)
勉強=喜びなんだということが感じられると
楽しくて仕方なくなるので
もっともっとやりたくなって自然と成績もよくなってくるのですね。
茂木さん曰く
「他人から強制されてやることは脳は喜びません」
「偏差値を意識すること、つまり他人と自分を比較することでは脳は喜びません」
ナイス~
一方「生活術」の中から抜粋してみると
「自分の感受性に寄り添って生きていいと気づくことは、
脳科学的に見れば本質的な姿勢です。
なぜならば、正しいか正しくないか、ではなく
好きか嫌いかを物差しにするには、
一瞬一瞬を深く感じて生きる必要があるからです。」
「どんなささいなことでも構いません。
毎日の生活の中で自発的に喜びを感じることが大切です」
「自分を知ることで、脳の道具を増やしてゆくことができます」
「人生を常に成長の舞台にするためには、
『○○○らしさ』をいつでも捨てる情熱を持つことです」
(主婦らしさ、日本人らしさ、先生らしさ、など)
「他人との関わりは脳の栄養源です」
「笑顔で過ごす人は、脳の道具箱を満たしています」
「日々の愛が脳を活性化させます」
精神面だと捉えられがちなことを
脳科学という分野の立場で語られるのはおもしろいです。
もちろん科学者としての立場から書かれていますが、
言われていることは、昔から精神世界で言われてきたことと同じだなあと感じます。
だから、彼は木村秋則さんのような不思議な体験をした方を
そのまま受け入れることが出来る方なのですね。
この中で、茂木さんは「笑顔」は、例えつくり笑いというか
口角を左右に持ち上げるだけであっても、
脳内回路が楽しい気分を生み出すとしていますが、
どうなんでしょう?
こういった事がギャップを生み出してしまう気がするのですが
実際、私たちがロサンゼルスのゼミで行ったキネシオロジーの実験でも
口に何かをはさんで、口角を上げるだけでも
腕の筋力反射は、普通の顔の時より強くなることがわかったので、
そうなのかな、、、(と、まだ納得できてない?)。
また、彼は本の中で「脳のバブル力」という言い方をしていますが
これは言い換えれば感動の起爆剤のようなものということなのでしょう。
それが有益かどうか、とか、それがお金になるかどうか
ということではなく、日々の生活の中で
より多くの感動を体験してゆく
それらのすべてが自分の財産となってゆきます。
ただ、なんだか、スピリチュアルと言うと
怪しいってなるけど
脳科学というと納得する人は多いですよね。
茂木健一郎さんから見れば脳の栄養なのでしょうけれど
やっぱり私は魂の栄養だと言いたいな。
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