キネシオロジーの感想から~別れのための調整~

キネシオロジー

離婚や彼との別れに関するセッションがいくつかありました。

「もうお互いのために別れた方がいい」

そう心のどこかでわかっていても、今一歩を踏み出せない方や
もうすでに決心していても、何と言って相手に伝えようかわからない方や
別れた後の経済的問題が不安でできない方など、いろいろですが
それぞれの方の魂が求めていることも
「彼から完全に独立する」だったり
「彼と別々の人生を歩いてゆく」だったり
「離婚のための準備をする」というのが目標だったり。

また、別れた後、どのような関係を望むか?というのもそれぞれで
「彼と友人関係としてつきあう」のが魂の望みの時もあるし
もうお互いに連絡を取らないようにするというのもあります。
もちろん、もしかして別れた方がいいんじゃないか?と思っていても、
魂はもう一度やり直したいと感じているケースもあります。
ですが、自分では全く別れるつもりはない、別れたくないと思っているのに
別れることが潜在意識の目標として選ばれることはまずありません。
まだそれを受け入れる準備ができていないからです。
魂は、いくらそれがベストであっても、そこに進むためには段階があることも
わかっていますから、けして無理な調整は言ってこないのです。

さて、自分でも別れる方がいいとわかっていて
魂の目標も「別れること」という目標でセッションを行った場合ですが
セッションの後、好転反応のような感情がが出てくるケースが多いです。

これは、彼と別れて新たな人生を歩くことを目標として
彼とのネガティブなエネルギーコードを癒し
潜在意識を調整したにも関わらず、
セッションの後で、逆に彼を愛おしい気持ちが湧いてきて
別れたくなくなったり、またやり直したい気持ちになるというもの。

キネシオロジーをスタートして最初の頃、そのようなご報告頂いた時は
これをどう捉えていいのか、わかりませんでした。
もしかして、筋反射が狂って、目標を見間違っていたのか?
いや、その目標をサポートするエッセンスやカードや言葉が選ばれたりしているから
そんなはずはないし、一体これはどう捉えればいいのだろう?
とあれこれ考えていました。

ですが、その後の経過をご報告頂くと
ほとんど、1、2週間で落ち着いたとのことで
落ち着いた後は、やっぱりこの選択でよかった~と確信したり
新たな人生への希望がわいてきて、わくわくしたり
という風に変化してゆくのです。

これは、相手とのネガティブなエネルギーコードを癒していくと、
ネガティブな感情がなくなったために起こることなのか、不思議なのですが、
セッションの直後に一時的に出てくる感情として、私は捉えています。

そういったことがよくわかってきたので、
最近、別れのための調整を行った方には、セッション後に
このような感情がわき上がってくる可能性があることを
お伝えするようにしました。
そして、その不安定な時期にどうすればいいかの
精神的なサポートをしていくことも私の役目だなあと。

人の心というのは、簡単にはいきません。
どんなに別れた方が、自分にとって、また相手にとってよいとわかっていても
これまで愛してきた人と、いろんなことを分かち合ってきた人と
別れることは、悲しくて寂しいもの。

ですから、もし悲しいなら、泣いて、充分に感情を解放してゆくことも大切。
人生の中では、喜びだけでなく
泣くことや悲しむことが必要な時もあるのですから。
それができて始めて、次なるステップへと進むことが
できることもあるのです。

パートナーと別れた方がいいとわかっているのに、なかなか別れられない方。
もしくは、別れた方がいいのか悪いのかもわからなくなってしまった方。

本当の自分はどうしたいのか?
何が自分の幸せなのか?
そのためには何が必要なのか?

これらは、誰か人にアドバイスを求めてみても
本当の答えを得ることはできません。

自分の内なる声、魂からの声を聞いてゆくことだけが
自分の人生を生きることに導いてくれるのですから。

この魂の声を聞くことができるキネシオロジーに
畏敬の念を抱くと同時に
私はただひたすら、ニュートラルな媒体となって
クライアントの方の身体が、魂が訴えているものを見ていかなければならない、
そのこと強く感じ、私に与えられている大きな責任を感じます。

どうか私たち誰もが、それぞれの魂の求める道へと向かってゆくことができますように。
そして、それが光に照らされたものでありますように。

コメント